スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

電子文書で紙に足と羽が付いた

紙の文書媒体の電子化が大きな関心を呼んでいる。
ノートPCの普及によって電子文書のモバイル化が進んだが、アマゾンのキンドルやアップルのiPadの出現は一層その流れを加速した。
こうした事情は、最新のインターネット利用技術クラウドの出現と共にますますその勢いを増している。
例えば、Appleの最新の多機能電子端末iPad が従来、紙を中心に利用されてきたドキュメント利用環境にもたらす変化とは具体的にどの様なものとなるのだろうか。
電子ブックや電子文書とは、それは紙ベースのドキュメントがディスプレー上で閲覧可能となる事にとどまらない。
まず、電子文書は例えて言えば、紙ベースのドキュメント類に「足」が付いていて、自由に歩き回る様になる事だ。
電子文書が歩き回る空間はヒトの足とは異なり、大地や道路では無く、電子空間、インタネット空間であり、その速度はヒトの感覚からすればほぼ光の速さに匹敵する。
インターネットにパソコンが繋がり、インターネットに接続する巨大な規模の様々なサーバー上のコンテンツが利用可能となる事で世界は音をたてて変化し始めた。
そして今や、インターネットに接続される端末機器はPCや携帯電話を含む多様な端末機にとどまらず、様々なセンサーを内蔵する機器類もその対象となっている。
その結果、携帯電話によってヒトは常時ネット環境に接続されリアルタイムに電子仮想空間の膨大なコンテンツにアクセス可能となった。
かってパソコンの草創期に、「おい、坊やそんな玩具みたいなコンピュータで何が出来ると言うんだね」と問われて、The Computer is an Amplifier for Your Brain(パソコンは頭脳の増幅器なんだ)とその未来を語った者たちには、その言葉が今やまさに実現しようとしている事を実感するだろう。
今やヒトは携帯電話さえ持っていれば、分厚い広辞苑をいつでも参照することが出来、地図がなくともGPSで自分の場所を、行先までの経路を素早く表示することが出来る。
問題の可決へのヒントは強力な検索システムがWebの情報の海から様々なアイデアを拾いあげてくれる。
読む事のためのドキュメントは、電子化させることで「足」を持ち、電子仮想空間を駆けまわり、ヒトとヒトを再度結びつけその結果素早く新たな集合知を生成する。
これはもはや紙ベースのドキュメントとは異なるものだ。
だからドキュメントの電子化にとって最大の、最重要な課題とは「足」を獲得したドキュメントが誰かに盗まれる、無断で利用される事への危惧とその対策ではなく、「足」を持ったドキュメントが新たに生成するヒトとヒトの関係から、全く新しい「知」をどうしたら滾々と湧き出る泉のように創造することが出来る環境を整える事が出来るかにあるのではないか。

法人

法人の数が減少している。
明快な資料がない事。(総務省、国税庁、財務省それぞれ基準が異なる)
統計データが古い事。(最新のデータで2006年:総務省「事業所・企業統計調査」)
などの理由からごく至近の状態が良くわからないのだが総務省の2006年のデータを見ると事業所数は1991年に増加率がマイナスに転じ、以降かなりのペースで減少が進行している。
マクロ的には人口の推移と似たパターンなのかもしれないが詳しい分析は専門家の分析に任せたい。
ともかく、かなりのハイペースで法人の数が減少し始めているのは確かなのではないか。
この法人数の減少は直接的には雇用の受け皿の減少に繋がり、同時並行的には様々な商売のパイの減少に繋がる。
つまり日本経済の基礎体力の衰えを端的に指し示す指標となる訳だ。
だが、新しい経済活動にはそもそも大きな組織など必要がない。
ITの活用によってネットワーク型の共労空間が可能であり、今後はそうした働き方が一般的になる、のだ。
といった言説もある。
実際日本でも日本SOHO協会によれば「国内約500万事業所(内法人:188万、個人:315万)、約1500万人以上が就労し、SOHO事業維持経費(損金)市場は約21兆円規模と推定されています」との元気な統計もあるが、この数字は2003年にブログに掲載された数値で現在は日本SOHO協会のHPにその最新の数値の記載はない。
というよりも、そもそもこの日本SOHO協会なる組織、設立時の諸計画をほとんど放棄して最近は気が付いたように時々イベントを企画しているにすぎないようだ。(詳しい内容は解りませんが)
どうもつまり、SOHO規模の事業所の数も決して増えてはいない。
協会自身も管轄省庁の予算によって運営されているのではと勘繰りたくもなるくらい元気が感じられない。
つまりSOHOの規模の法人もどうも増加しているとは感じられないのだ。
いやいや、最近はもっと小さな一人法人、マイクロ法人といった組織形態が拡がる事が予想されると。(事業を行うというより、節税を目的としたものも含まれるのだが)
これも統計がないのでわからない。
しかし、こうした単位でも「法人」が画期的に増加している、とは思えないのだ。
やはり日本経済の基礎体力は下がり続けているのか。(了)

劣化

ディスカバー携書 佐々木俊尚著「電子書籍の衝撃」本はいかに崩壊し、いかに復活するか?
を読む。
良書。とても参考になった。
著者の的確な視点が感じられて満足した。
特に「劣化」という言葉に関連して、再度深く考えさせられた。
「劣化」とは、この間の日本社会を指す言葉であり、その結果知らず知らずのうちにその毒が全身(日本社会の隅々にまで)にまわってきているのだという事が説得的に理解できる。
個別の怒りは様々な場で述べられる。
例えば城繁幸氏のブログなどはその最右翼の一つか。
だが城氏のブログで述べられる事は何処か投げやりな雰囲気がある。
怒りは常に、「まあ、どうせこんな事はダメになるのだけれどね」という言葉で閉められる。
佐々木氏の指摘する「劣化」は、その由って来たる「歴史・原因」を明らかにし、そしてその「過程」を語り、「結果」を提示する。
しかも、その結果ダメな部分がどの様に新しいものによって置き換えられてゆくかを展望する。
展望する時に筆者は身の回りからではなく、グローバルな視点から展望する。
これが説得的な理由だ。

スマート

最近のIT業界のキーワードの一つがこのスマートだ。
スマートという言葉からイメージするのはどんな状態だろうか。
何かとても物事が奇麗事だけで済んでしまう、義理人情、その他もろもろのしがらみ一切なし。
スカーと割り切って行こう。
だがちょっと待て、どうも違うのではないか。
スマートが意味するのは、「無駄な事は止めようゼイ」てな感じが一番適合するのではないか。
最近とみに「そんな事、しても無駄じゃない」「そんな事、やる意味あるの」といった事が多すぎはしないか。
例えばこうだ。
映画アバター。確かに最新の様々な工夫がある。(正直、良くやるよ、と思う)
しかし、3Dだからと言って何か特段の迫力があったとか。それによって、映画の中の世界に特に引き入れられた。とか言った事は自分にはなかった。
引き入れられた、という事でいえばはるかにあのセカンドライフの方の衝撃が大きい。
いろいろ制限がありセカンドライフの活躍も一服だがその可能性は3Dよりももっともっと大きいのではないか。
そして、その影響は深いのではないか。 と思うのだが。いかがだろうか。
システム構築なる仕事。現場の話を聞けば聞くほど、「終わってるよ」と思う。
昔々の話で申し訳ないが、「超大型機開発プロジェクト」とか、いやいや昔話など必要ないか、最近では「超高速コンピュータ開発」とか。まあ、つまりゼーキンを好き勝手に浪費するたぐいの話だ。
どれもこれも結果は夥しく非効率そしてその成果は雲散霧消。
長々と書いたこれらの事例、何れも「スマート」とはこの反対だということ。
IBMは2009年「Smarter Planet」なるコーポレートビジョンを提唱している。
このコーポレートビジョンは、「環境、エネルギー、食の安全など、地球規模の課題をITの活用により解決し、地球をより賢く、スマートにしてゆくというビジョンである。
と説明し、バタフライ効果ー中国で一匹の蝶がその羽をはためかせると・・・しばらくして、遠く離れたシカゴの街で、大雨が降り始めました。ーつまり地球上の全てのヒト、ビジネス、政府、自然の営み、そして人間が構築したシステムなど、が相互に作用していると説き、インテリジェンスは、もはや発明家のような特別な人だけが持つものではなくなり、迅速に生まれ日常生活に瞬く速さで溶け込んでゆくと説く。
それは、オープンで、多岐にわたり本来協調的なものであるべきであり、それはコミュニティから、また、実際に出会うことのない何万もの人々の中から生まれてくる、と説く。
ビジョンはさらに、私たちの世界が機能化してきていると指摘する。
機能化とは、今日実現しつつある「ヒト一人につき10億個ものトランジスターが 存在するという世界」であり、インターネットにより「世界は相互接続してきている」と説く。インターネット利用者はいまや世界人工の1/3に達しようとしている。
しかも、これらの機能化され相互接続化された全てのものがインテリジェントになってきているのだと指摘する。
このような新しいうごき、考え方は、単に新しい製品を生み出すのみではなく新しい産業をも生み出します。
そして新しい知識と同様協調の新しい道をもたらすのです。
以前では想像もできなかった事が今、初めて現実のものになりつつあります。
これが、IBMのコーポレートビジョンだ。


8,168,684,336ページ

インターネットの進展に伴って、多くの皆さんがインターネットを利用して色々調べ事をされる機会も増えてきたのではないでしょうか。従来であれば、百科事典や各種の辞書を利用したり、関係者に様々電話したりして調べていた多くの事が、インターネットを利用する事で容易に知る事が出来るようになりました。
こうした仕組みはインターネット上の「検索エンジン」と呼ばれるシステムによって可能となりました。 この検索エンジンの代表格の一つが「グーグル」です。ああそれなら知っている、あるいは使っている。という皆さんも多い事でしょう。
表題の数字、実はこの「グーグル」と呼ばれる検索システムが、検索の対象とするインターネット上のWebページの総数だそうです。グーグルの検索画面の下を見ると「?2005 Google - 8,168,684,336ウェブページから検索」と表示されています。この数字、実は、まだまだ非常な勢いで成長を続け、実際にはもう100億ページに達しているのだとも言われています。80億ページしろ、100億ページにしろほとんど想像を絶する膨大な数字です。
検索者がグーグルを使ってキーワードを入力し、検索ボタンを押すと一瞬でこの膨大なページから対象の情報を選び出してくれるという訳です。それにしても、100億ページもの大量の情報を、想像を絶する大海原からどの様にして検索することが可能なのでしょうか。
無論人手に頼っていてはこんな芸当は到底不可能で、実はこうした検索を可能にするために24時間、不眠不休の働きをしているクローラーと呼ばれる無数の「検索ロボット」の活躍によって初めてこうした驚異的なシステムが可能となりました。
この「検索ロボット」、日本の得意とするハードウエア型の機械式「ロボット」ではなく、全てソフトウエアで構成される見えないソフト型「ロボット」です。このインターネット上に放たれた無数の「ロボット」クローラーが24時間不眠不休でインターネット上を動き回り、あらゆるサーバー上のコンテンツを読み、解析し、検索に備えてインデックスを作成しています。
インターネットの仮想空間を、クローラーが、あたかも忠実な情報鑑定人として動き回り、鑑定結果をせっせとインデックスに記帳する様を想像すると、昔読んだ絵本の「箪笥の中の小人の国」の話を想像してしまいます。しかし、クローラーの活躍の場は、小さな「箪笥の中」ではありません、100億ページにも達しようかという広大なインターネットの情報の海原なのです。
検索エンジンが実証したのは「スケーラブル(規模に関わりなく可能)」というコンセプトが可能とする新たな世界です。無数のインターネット上に放たれたクローラーによる、80億ページとも、100億ページとも言う情報の海原から、まさに海辺の砂の中から一粒のダイヤモンドを捜し当てるに等しい作業を可能にしたグーグルの検索エンジン。
こうしたスケーラブルというコンセプトに基づき、検索エンジンとは異なる手法だが、多様なサービスが今インターネットを通じて利用可能となりつつあります。インターネット販売の老舗、アマゾンが提供を開始した数百万ページに上る取り扱う全ての本を対象とする全文検索システムの提供。グーグルの提供するGoogle Earth(残念ながらまだ日本語での提供はありませんが)では人工衛星からの画像を自宅や会社の入っているビルの細部にまで、連続で見ることが出来ます。(百聞は一見にしかず、是非直接このサービスを体験して見て下さい 【 http://earth.google.com/ 】)
こうしたスケーラブルなシステムは巨額の費用を投じた国家レベルのシステムとして既に実現しています。しかし、こうしたシステムがインターネット上で無償提供されることによって今後IT利用の世界は大きな変革を遂げることになるでしょう。
ご利用いただいているMBシリーズも業務システムの単なる合理化・省力化に止まらず企業経営のワークベンチとして、より広範な知識・アイデアを活用するための必須の武器として、ご利用いただけるよう努力してまいります。ITの最先端の動向を組み入れた次期MBシリーズにどうかご期待ください。
今年の夏の終わりは、欧州各国の水害、米国のハリケーン、日本の前代未聞の大型台風と世界は大きな災害に見舞われました。日本の大型台風による被害では九州地区を中心に多くの人命や資産が失われました。お客様各位がこうした災害に被災する事無く事業を進展されることを祈念するばかりです。
今後ともMBシリーズをご愛顧いただきますようお願い申し上げます。
プロフィール

chinshimokkou

Author:chinshimokkou
坂井 茂
株式会社コミュニケーションサイエンス創業者

パソコンソフトウエア業界の草創期から活躍。
大学卒業後、日本経済新聞社勤務、株式会社クイック設立の為出向。
アスキー・マイクロソフトの設立に参加。 日本経済新聞退社。
アスキーマイクロソフト社副社長、マイクロソフトウエアアソシエイツ代表取締役副社長、マイクロフォーカス株式会社代表取締役社長を歴任。
日本で最初のコンピュータソフトウエア専門ショップ「ソフトショップ」を設立。
その後株式会社コミュニケーションサイエンス代表取締役社長。
昨年、社長を後任に託し会長職に就任。

カレンダー
05 | 2018/06 | 07
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
PR
株式会社コミュニケーションサイエンス
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。